思い出の旧家で作品展 キルト作家・早野さん
様々な色や模様の布をはぎ合わせて一枚にし、それを表地にして裏地との間に綿を入れ、重ねて縫い合わせるパッチワークキルト。区内馬場町在住のパッチワークキルト作家・早野文枝さんが、根岸なつかし公園 旧柳下邸で6月23日までの6日間、自身の作品展を開催した。
館内には、バッグやクッションなど、早野さんが一針一針想いを込めて縫い上げた作品約80点が並んだ。見物客は、主催者から説明を受けたり実際に生地に触れたりしながら、作品の繊細さに感激していた。
また、会場となった旧柳下邸の元主・柳下さんと、早野さんの父親が親しかったことから、「ここには子どもの頃遊びに来た思い出がある」と感慨深く語る。「柳下さんが亡くなって20年、私が作品作りを初めて20年。今回の作品展は記念のような位置付けで企画した。柳下さんに、『文枝今頑張っているよ』と伝われば」と笑顔で話した。
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