国道357号のうち、磯子区新磯子町から中区千鳥町までの根岸地区区間約3・0Kmが開通してからおよそ半年が経過した。それを踏まえ、国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所はこのほど、開通後の交通量の変化についての調査結果を発表した。
調査結果によると、国道357号根岸区間開通によって、根岸駅前などを通って同区間に並行する山下本牧磯子線の1日の交通量は、およそ3万8100台から2万3800台へと約4割減少。なかでも山下本牧磯子線を通行していた貨物車のうち約7割が、国道357号を利用するようになった。
これにより慢性的に発生していた八幡橋交差点での交通渋滞が調査期間中、発生ゼロとなった。また根岸地区の住民によると、開通前には渋滞を避ける抜け道として生活道路に多くの車両が流入していたが、開通後は、その車両の姿もほとんど見られなくなったという。横浜国道事務所が調査の中で聞き取りした物流企業の1社は「開通区間を利用することにより、渋滞していた八幡橋交差点や間門交差点を通らずに済むので、朝・夕のラッシュ時の通行が楽になった」と答えている。
根岸地区連合町内会の横田秀昭会長は取材に対し、「開通前は朝に夕にと大渋滞だったが、開通したその日から、劇的に車の量が減少した。大型車だけでなく車の量全体が減っている。地域のどの人に話を聞いても、みなさん変化を感じていて、地域としてもとても喜んでいる」と話した。
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