長崎国体のボウリング成年男子団体戦(2人チーム戦)で大会新記録を更新し優勝した 佐々木 智之さん 杉田在住 28歳
「勝ちたい」思い一心に
○…10月15日に行われた長崎国体のボウリング競技・成人男子団体戦(2人チーム戦)。大会新となる4048点を記録して、優勝を果たした。同じペアで臨んだ前回大会は惜しくも予選敗退。今大会は決勝進出を目標に、一球一球気を引き締めてすべてのゲームに挑んだ。昨年の雪辱を果たし、満面の笑みを浮かべながら「大会新記録で優勝できるとは思わなかった」と驚きを口にする。
○…新杉田ボウルでレッスン業務を担当。自身の練習はその合間に行う。母校の金沢総合高校のボウリングの授業でも講師を務め「教え子がいいスコアを出すと、自分が良いスコアを出した時より嬉しい」と笑顔を浮かべる。2003年から全日本ナショナルチームに所属。高い期待の中メダルを逃した10年のアジア大会を「一番落ち込んだ大会」と悔しそうに振り返る。その思いをバネに、今年のアジア大会ではトリオで金、ダブルスで銀の2つのメダルを獲得した。
○…杉田出身。小学4年生の時に家族で新杉田ボウルへ。スタッフに勧められた親子教室に参加し「たまに取れるストライクのピンの撥ね方や、ピンが倒れる音が耳から離れなくなって」と、ボウリングの虜に。競技人生で一番印象深い大会に06年のNHK杯を挙げ「子どもの頃からテレビで観ていて、いつか出たいと思っていた大会。優勝できて嬉しかった」。目を輝かせながら当時の喜びを語る。
○…自身の性格を「かなりの負けず嫌い」と断言。地区大会で「世界大会のメダリストが本気出すな」と言われても「勝ちたい」ときっぱり。その思いが好成績の原動力だ。ボウリングが生活のほとんどを占めるも「中学時代の友達と集まって昔のことや近況を話していると、ボウリングが頭から離れている」と穏やかな表情に。「来年は国際大会が比較的に少ない年。友人たちと旅行に行ければ」。息抜きも大切にしながら、来シーズンを見据える。
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