鳳町のJX日鉱日石エネルギー(株)根岸製油所を会場に10月21日、東京湾に面する5都市による合同消防訓練が実施された。
訓練に参加したのは、横浜市、川崎市、東京都、千葉市、市川市の消防機関。5都市は東京湾消防相互応援協定を結んでおり、湾内でタンカー事故や油の流出、石油コンビナート施設の火災など大規模災害が発生した際には、相互に協力して対策にあたることとなっている。1年に1回、各都市が持ち回りで訓練を行っており、今年は横浜市が担当となる。
当日は5都市の消防機関などが所有するヘリコプター4機、消防艇などの海上部隊11隊、高所放水車や消防車など陸上部隊17隊の計32隊が参加した。
訓練は、横浜市直下地震で震度6強を観測。製油所の桟橋から油が海に流出したほか、複数の職員が海に転落したという設定で始まった。磯子消防署の深田稔署長が指揮本部長を務め、最初に事業所所有の専用船がオイルフェンスを展開。その後、各都市の消防艇や水上バイク、ヘリコプターが相互に協力しながら転落者を次々と救出し、医療機関へと搬送した。
磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|