独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)はこのほど、団地の再生を図る事業「団地の未来プロジェクト」を洋光台団地でモデル始動すると発表した。これまで主に通路となっていた広場を改修し、外部に開放。まちの交流拠点とする。
洋光台地区では、2011年からUR、洋光台まちづくり協議会、横浜市などが連携を図り、団地の再整備や再活性を核としたエリア全体の活性化を目指す「ルネッサンスin洋光台」が進められてきた。今回のプロジェクトはルネッサンスを継続させたもので、URが手がける洋光台団地の再生事業。
これまで広場では、商店街のイベントなどは行われていたが、北側に抜ける通路としての役割が主だった。
プロジェクトでは、広場にベンチや庇を取り入れ公共空間と住居だけではない「第3の空間」を作り、周辺住民が集える場所とする。NPO、福祉施設などにも広場を開放し、まちの交流拠点とする。
隈研吾氏らが参画
ルネッサンスにも有識者として関わっていた建築家・隈研吾氏を「ディレクターアーキテクト」として、佐藤可士和氏を「プロジェクトディレクター」として再度招き取り組みを進める。URは、広場の改修を皮切りに、団地ならではの空間を活かした防災の新しい形、ロケ撮影の誘致などを行い、魅力ある団地に再生させたい考え。
URは「継続的に団地の価値を上げていくことで、より良い社会づくりに貢献していく画期的なプロジェクト」と説明している。
まちづくり協議会の三上勇夫会長は「団地が元気になることで洋光台の街全体の活性化にもつながる。広場の活性は商店にもいい影響を及ぼすのでは」と話す。
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