洋光台在住のフリージャーナリスト・石橋百代さんが、絵本『ハッピーハッピーバースデー』(文芸社)を刊行した。
物語は、デパートの売り場に並ぶショートケーキを羨ましそうに見ていた少女が、町内会の夏祭りの夜にケーキにまつわる不思議な体験をする話。住民同士の支え合いが活発な街が舞台で、著者の石橋さんが暮らす洋光台の町内会がモチーフになっている。
石橋さんが絵本を制作したきっかけは、百貨店の売り場でケーキを見つめる少女がその兄に「どうせケーキなんて買えない」と言われている姿を見たこと。「物語の中でケーキをいっぱい食べさせてあげたかった」と石橋さん。また、自らの暮らす町内会をモチーフにしたことについて「地域のために活動する人が多い町内会。温かい街に主人公を住まわせたいと思った」と話す。物語では、少女が地域の温かなつながりの中で家族とともに心豊かに暮らす様子が描かれている。
石橋さんは「地域の絆、家族の絆がキーワードの物語。子どもだけでなく大人にも、互いに思いやり、支え合って暮らすことの魅力を感じながら読んでいただけたら」と話している。
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