「こういう壊れ方した本、あるある」――。区内の小・中学校などで図書に関するボランティア活動を行っている人を対象に開講された「本の修理講座」が10月20日、磯子図書館で始まった。
講師を務めたのは、長年本の修理活動に取り組んでおり、市内でも草分け的なグループである「本の修理いそご」のメンバー。この日の初級編には18人が参加し、傷んだハードカバーの本を材料にして「背表紙が緩んでいる場合」や「ページが破れてしまった場合」などの補修方法を学んだ。
学校図書では、子どもたちに人気のある児童向けの物語など、熱心に読み込まれたことによって傷んでしまう本が目立つという。参加者も「何度も開かれて背表紙が緩み、ページが取れてしまう本をよく見かける」など話しながら、修理の必要性を確認していた。
講師は、修理に使う道具についても「まずは家庭にあるものや身の回りにあるものを活用して、活動に無理が生じない範囲で取り組むことが大事」とアドバイス。手軽に手に入る道具など教わりながら修理について学んでいた。
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