設置された笹にメッセージを括りつけるゆずっこたち
フォークデュオ「ゆず」の出身地・岡村を訪れようと、２人のライブが横浜で行われた10月24日から11月4日の期間中、多くのファンが街を訪れた。
ゆずファン、通称”ゆずっこ”たちは、オリオンスポーツ、岡村天満宮などゆずにゆかりあるスポットや、ゆずっこをもてなすためのイベントを開催していた岡村公園などを訪問。各所をスマートフォンなどで写真に収めながら、街歩きを楽しんでいた。
11月４日に千葉県から訪れた横山友美さんと佐野美都梨さんは、「岡村を巡っていて歌詞に出てくる場所を見つけると『本当にあるんだ』と感動する」と街を訪れる理由について笑顔で話す。岡村公園の担当者は「今回の期間は２８０人くらいが岡村を訪れたのではないか」と振り返った。
「ゆずマップ」も刷新
磯子警察署地域課では、17年前に岡村交番に勤務していた職員が、街を巡るゆずっこのため作製した手作りの『ゆずマップ』をこのほど刷新。作成当時の街の情報を現在のものへと変更し、Ａ４版１枚からＢ５版４ページの冊子型にした。
リニューアルに携わったのは、同署地域課の片山絵美巡査。これまでの地図について「既に原本はなく、コピーを繰り返して配布していたので文字も薄まっていた」と話す。歌詞に登場するスポットも１カ月ほどかけて再調査。小笠原文具店や小林商店は閉店していたため「元」と付け加えたり、地元住民などの情報から「どんぐり山」が岡村公園であることなどを反映させた。
冊子には、楽しい思い出を作って帰ってもらえるようにと「磯子警察署からのお願い」として、ひったくりや事故への注意を呼びかける文言も盛り込んだ。
同マップは岡村交番で配布している。
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