7割以上が磯子区に住み続けたいと考えている――。昨年区が実施した区民意識調査がこのほど公表され、このような結果が明らかになった。
区民意識調査は、区民の声を区政に生かすために、区が2年ごとに行っているもの。区政に関することや普段の生活、生活環境などについて質問。今回は昨年6月に無作為抽出された区内在住の20歳以上の男女3500人を対象に実施し、1805人から回答を得た。
主な調査結果として磯子区での定住意向の設問では、区内に「住み続ける」(36・5%)と「たぶん住み続ける」(35・7%)を合わせた定住意向は72・2%となり、7割を超える結果に。地域別にみると、根岸が74・7%で最も高く、滝頭(74・4%)、杉田(74・0%)が続いた。
昨年市が実施した市民意識調査の中でも、磯子区の定住意向は市内で一番高く、引き続き区民が住み続けたいと考えている結果となった。
一方、磯子区役所が取り組むべき課題として重要度が高いものを3つ挙げてもらう設問では、「高齢者福祉」が32・5%で最も高く、「災害対策」(31・8%)、「防犯対策」(25・6%)と続いた。この3つは上位5項目の中でも特に数値が高かった。
区の担当者は「交通の便や緑の多さなどの生活環境の良さが定住意向につながっているのでは。課題のほうでは、過去の調査結果からもこの3つが出てきているので、積極的に取り組んでいきたい」と話した。
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