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磯子区版 公開:2016年2月4日 エリアトップへ

磯子公会堂 コンサート中に避難訓練 来月、区内で初の取り組み

社会

公開:2016年2月4日

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参加を呼びかける鈴木館長(右)と職員ら
参加を呼びかける鈴木館長(右)と職員ら

 ホールでのコンサート中に大地震が発生したら―。磯子公会堂(鈴木奉子館長)で3月6日(日)、公演中の大地震を想定した「避難訓練コンサート」を初開催する。有事の際の安全確保に向けた職員の誘導や、観客らの冷静な対応力が試される。

 今回の「避難訓練コンサート」は、区内では初の試みで、磯子消防署と磯子公会堂、横浜市消防音楽隊が主催。ホールの管理、運営を行う施設職員と利用者が一体となって訓練に臨み、防災意識を向上していくことや災害時の安全の構築をめざしている。

 公演は、音楽隊による演奏の最中に大規模地震の発生を知らせる緊急地震速報が鳴り、公会堂の職員らが出演者や観客の安全を守るための避難、誘導を行うといった内容。訓練を含め1時間半の構成で、約10曲が演奏される予定だ。

 同様の主旨のコンサートは、東日本大震災の発生を契機に県内各地で実施されている。市内でもこれまでに、栄区の区民文化センターや西区のコンサートホールなどで行われてきた。参加者からは「リアリティがあった」「避難方法がわかってよかった」といった声も上がっている。

職員、観客の対応試す

 同館には600人を収容できるホールや、地域活動などに利用できる会議室、集会室などがある。2015年4月からは、市内のホールや施設などで管理・運営を行っており、区内では上中里地区センターの指定管理も行っている(株)清光社による管理、運営がスタート。9人の職員が勤務しており、これまで災害時に備えた訓練は休館日などに4回ほど行ったという。

 磯子消防署予防課では今回の訓練で重要なこととして、職員の指示や誘導と参加者の冷静な対応を挙げ、「いかに上手く、早く、安全に避難できるか」と話す。鈴木館長は「災害発生時には職員が利用者を安全に誘導する必要がある。来場者と一緒に訓練を行うのは初めてなので課題も生じると思うが、今回の開催を活かしてより良い災害対策を練っていければ」と話す。

 コンサートは午前10時開演。参加希望者はEメール【メール】sy-hinan@city.yokohama.jpに氏名、電話番号、希望人数(1アドレスで2人まで)を明記して申し込むか、磯子消防署、磯子公会堂、横浜市民防災センター(神奈川区)で配布する入場整理券を受け取る。一人2枚まで。Eメールによる申し込みは2月11日から19日、整理券の配布は11日から29日まで。

 鈴木館長は「多くの方に参加していただき、災害時の対応策を考える機会にしていただければ」と話している。

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