磯子区が2016年度に行う自主企画事業の予算案、概要がこのほど明らかになった。健康づくりや魅力あるまちづくり、防災力強化などを重点分野に掲げ、約9626万円を計上した。
区の自主企画事業の予算である「個性ある区づくり推進費」は、独自事業に使用できるもの。市から各区に割り当てられており、磯子区の16年度同推進費は、9626万3千円。区では、予算編成で「『地域の人たちとともにつくる暮らしやすいまち・いそご』を目指して」を方針として掲げ、地域課題を地域で解決することを目指す。
4つの重点分野
16年度の予算案では、「共に支えあい、いきいきと健康に暮らせるまち」「魅力にあふれた活力あるまち」「誰もが安心して生活できるまち」「親切・丁寧・迅速な区民サービス」の4つを重点分野としている。
「健康に暮らせるまち」分野では、区民が主体となって取り組む健康づくりや高齢者、障害者に対する見守り、子育て支援などを進める。16年度から始まる「第3期磯子区地域福祉保健計画」の推進や、新規事業として「生活困窮相談支援事業」を行う。
「魅力にあふれた活力あるまち」分野は、商店街にぎわいづくり事業を継続。昨年作成した商店街マップを増刷し、街のにぎわいづくりを支援する。2017年に区制90周年を迎えることから、区の魅力を動画で発信。局の予算で行う連携事業では、全国都市緑化よこはまフェアへの関心を高める取組を行っていく。
3つ目の柱となる「安心して生活できるまち」は、「安心・安全マップ」の作成や地域での防災訓練を支援し地域防災力向上を図る。また、磯子区まちづくり方針策定事業では、磯子区全体の将来像やまちづくりの方針を検討する「磯子区プラン」の改定にあわせ素案の作成や住民説明会などを行う。
「区民サービス」関係では、広報よこはま磯子区版の発行や区民満足度向上事業を進める。
予算編成にあたり、区総務課では「限られた財源を有効に活用できるよう、事業を進める中で、地域の方々と話し合い、改善しながら事業を行っていきたい」としている。
自主企画事業を含む予算案は現在開会中の市会定例会で審議され、3月25日に議決される見込み。
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