梅の名所として知られ、来月6日まで観梅会が開催されている三溪園(中区)で2月18日、「三溪園と杉田梅」をテーマとした特別講演会が行われた。
同園の梅は、杉田など江戸時代に名所として知られた3か所の梅林から1908年に約2千本を移植したのがはじまり。講演会では同園の参事、川幡留司さんによる梅林造成の歴史や、杉田在住の料理研究家で、杉田梅の普及活動に取り組んでいる市原由貴子さんによる杉田梅の説明が行われた。
会場となった鶴翔閣には、観梅に訪れた来園者ら約100人が集まり、三溪園と杉田梅のつながりの話に熱心に耳を傾けていた。市原さんはかつて梅林として賑わった杉田の街や、大粒でクエン酸が強い杉田梅の魅力を紹介。自身が代表を務める杉田・梅塾の活動や、区内の小学校の授業で地域の子どもたちに杉田梅の歴史や文化を伝える取り組みについて話していた。
参加者は「かつて本牧から望めた杉田梅林と杉田梅の魅力を知ることができた。三溪園とつながりの深いこともわかって、非常に勉強になった」と話していた。
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