電話で子や孫などを騙り、金を要求する「振り込め詐欺」が、4月末から5月上旬にかけて区内で相次いだ。こうした状況から、磯子警察署(山口雅見署長)では注意を呼び掛けている。
今年の区内の振り込め詐欺発生件数は5月22日現在12件で、被害総額は約2700万円となっている。4月26日には氷取沢町、27日には岡村、5月11日には洋光台と、立て続けに詐欺が発生。磯子署生活安全課の担当者は「発生のペースが速いことから、詐欺の電話も相次いでいるのでは」と警戒を強める。
区内で多いのは、息子や孫を騙り「金が入った鞄を電車に忘れた」「会社の金を使い込んだ」などの助けを求める「オレオレ詐欺」と、役所の職員を騙って医療費などの還付手続きを促す「還付金詐欺」の手口。磯子署では「どのような手口でも電話でお金の話が出たらそれは詐欺。すぐ電話を切ったり、子どもや孫に実際に確認するなど、慌てて現金を用意しないで」と注意を呼び掛けている。
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