中区の健康福祉センターホールで6月3日、横浜ピアスタッフ協会主催の「ピアスタッフ普及促進作戦会議」が開かれた。
ピアスタッフとは、精神疾患のある人がその経験を活かし、同じような障害のある人を支援するために医療福祉の現場で働くこと。国内では2014年に日本ピアスタッフ協会が発足。横浜でも昨年11月に設立され、市内のピアスタッフ普及促進をめざしている。
この日行われた会議にはスタッフとして働く当事者ら4人がパネリストとして登壇。200人以上の出席者も参加し、普及促進の方法などを意見交換した。
パネリストの一人で、埼玉県の地域活動支援センター等で13年間ピアスタッフとして働いている古関俊彦さんは「経験者だからこそ、健常者の専門家とは違う視点で支援・サービスができるのがピアスタッフの良さ」と語り、他のパネリストからも「福祉だけでなく、病院など医療の現場にももっとピアスタッフが入れるようになれば」と提案した。
会場からも様々な意見が出され、普及促進をめざしていく姿勢に会場から大きな拍手が沸いた。
主催者の一人、就労継続支援B型事業所「シャロームの家」の堀合研二郎さんは「今後もこの様な場を設けてピアスタッフの認知を広げ、環境整備や拡大をめざしていきたい」と話した。
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