多世代が集い、つながりを深めながら、誰もが住み続けたいまち・洋光台を築こうと活動する団体・らぶまち洋光台による防災講演会が6月25日、洋光台地域ケアプラザで開催された。
講師は、自身の東北支援活動を通じ、陸前高田市で津波の到達ラインに桜並木を作ることで3・11の記憶を後世に伝えていこうと取り組む現地のNPO法人の活動を追った映画『あの街に桜が咲けば』を制作した小川光一監督。現地の被害状況や防災意識、映画の内容などを交え、いつ起こるかわからない災害との向き合い方について講演した。
小川監督は、映画を携えて47都道府県で講演会を行ってきた経験から「日本は災害のリスクが高いのに、多くの人が『自分は大丈夫』と思っている」と警鐘を鳴らす。主催者とのトークセッションでは、津波の被害はないとされている洋光台に対しても「陸前高田ではここまで津波は来ないと言われていた場所にも津波が来た。もしもの時に助かるための防災行動を考えていくべき」と助言した。
参加者は「子どもたちには『災害があっても洋光台は大丈夫』と伝えていたが、話を聞いて『大丈夫ではないかもしれないが、助かる方法はある』と伝えていきたいと思った」と話した。
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