横浜ロータリークラブの会長として、様々な奉仕活動に取り組む 飛鳥田 一朗さん 久木町在住 66歳
ひとつの出会い 大切に
○…会員177人、世界規模で活動する大企業の担当者も多数加入する横浜ロータリークラブ。その会長職を、今年7月から務めている。「規模が大きいクラブなので、まとめていくのはやはり大変です。ただ、それだけ多くの職業の方がいるので、いろいろな出会いや貴重な経験もできていますよ」と、笑顔で語る。今期、クラブでは震災の復興支援、解団の危機にある神奈川フィルハーモニー管弦楽団の支援、台湾の台北RCやハワイ・ワイキキRCなどとの交流強化と、他クラブと共同でのカンボジアの女性売春救出団体の支援などに取り組む。
〇…クラブに入会したのは9年前。県知事選への出馬落選を受け、今後は地域医療と福祉に取り組んでいこうと決めたころだった。入会前は、余裕のある人がお金を出し合って何かやるところという程度の認識だったという。「でも実際に入ってみると、自分が社会に対してどのように貢献できるのか、それを仲間ともに学ぶ場なんだと実感しました」と、当時を振り返る。
〇…生まれも育ちも八幡橋のそば。小さいころは、磯子の海や堀割川で釣りを楽しんだ。「あのころは海も川も汚くて、せっかく釣った魚も捨てるしかなかった。今は本当にきれいになったよ」。映画監督を夢見るが、進学したのは開業医である父と同じ医学部。「どんな進路でもいいと話していた父だけど、入学したときには1番喜んでいたね」と、目を細める。大学病院などに勤務した後、日本航空の産業医となり、エコノミー症候群などを研究。航空医学の第一人者として、宇宙航空研究開発機構の倫理委員長などを歴任する。2年前には父の後を継ぎ、医院の院長となった。
〇…家族は妻と2人の娘、愛犬。次女は同じ医師の道に進み、自身の医院に勤める。趣味はゴルフと読書。座右の銘は「一期一会」。一つひとつの出会いを大切に1年間、伝統あるクラブの会長という重責を担う。
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