横浜市は大雨時に想定される浸水範囲などを示した「内水(ないすい)ハザードマップ」を区別に製作、磯子区版の配布を3月10日から始めた。
近年、局地的に雨が降る「ゲリラ豪雨」が増加。市内でも下水道などの整備水準を超える大雨で浸水被害が出ていることを受け、マップ作りを進めた。これまで洪水で河川がはんらんした際の浸水想定を示したマップはあったが、ゲリラ豪雨に対応したものは初めて。折りたたみ式A4判で、内水と洪水の二つの浸水範囲が記されている。
最大で2m
現在の排水設備は1時間に50ミリから60ミリの大雨に対応しているが、これを超える1時間76・5ミリの大雨が降った場合にマンホールなどから水があふれて、浸水が想定される範囲と深さを示した。磯子区版のマップによると、被害が最も大きいと想定されるのは、金沢区との区界を流れる杉田川下流域で、床上から1階軒下浸水に相当する1m〜2mの水があふれる可能性がある。また、線路の下などをくぐる形状で、大雨時に冠水する危険のある地下状道路(アンダーパス)も表記されている。
マップは区役所総務課で配布中。4月からは環境創造局のホームページでも閲覧することができる。
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