高野山真言宗禅馬山真照寺(水谷栄寛住職/磯子8の14の12)に、タイ様式の大仏(釈迦)が安置され、10月から一般公開された。釈迦は金色で高さ約3m。真照寺によると、「外国の様式でこれほどのものは県内でも珍しいのでは」としている。
真照寺は、宗教、宗派を問わない霊園を保有している。仏教の開祖である釈迦を安置することで宗派を問わずお参りができるようにした。また、仏教の世界の本部がタイにあることからもタイ様式にしたという。
2年前から検討し、昨年タイで制作された仏像は、今年3月に日本に届けられた。7月には、タイにあるワット・トライミットのチャウクン師が真照寺を訪れ、仏像にたましいを入れる開眼供養が行われた。「タイで有名なチャウクン師が日本に来て開眼供養を行うのは初めて」と水谷住職は話す。
ボランティア通じ交流
20数年前からカンボジアやタイでボランティアを実施している水谷住職。カンボジアで小学校の建設に携わり、大洪水で学び舎を失ったタイの小学校では運動会を開催するなどの活動を行っている。チャウクン師とはこうしたボランティアを通して友人関係になったといい、現在も親交は続いている。
水谷住職は、釈迦を安置させることで、これまで以上にタイとの交流を図りたい考え。真照寺に釈迦が安置されていることがタイ大使館のホームページで紹介されたところ、これを知った日本在住のタイ人が真照寺を訪れ交流する機会が増えたという。
毎月28日は護摩焚きを行っており、誰でも参加できる。また、通常は一般公開している。
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