鹿嶋神社 的射で厄払い 上小の教員が的の担ぎ手に
鹿嶋神社の世話人会(福嶋浩之総代)は2月3日の節分の日に合わせ、厄除け行事である「的射(まとい)」と「節分豆まき」を行った。近隣住民のほか、上大岡小学校の児童や教員らも参加し、盛大に行われた。
的射とは、元禄時代より上大岡に伝わる土着の風習。”鬼”と書いた大きな的を担いで町内を練り歩き、”穢(けがれ)”を集めた的を同神社の境内にて弓で射抜き、焼き払うというもの。この担ぎ手は厄年にあたる人や年男が担当し、今年は上大岡小学校の教員で年男の吉田優斗さんが選ばれた。
当日は、上大岡駅前で同神社の松本寿雄宮司が神事を行った後、吉田さんを中心に列を作って同神社に向かって出発。境内到着後は、吉田さんをはじめ世話人会や見物に訪れた子どもたちが次々と弓を引き、上手く的が射抜かれる度に歓声が起こった。最後は的が焼き払われ、節分豆まきも盛り上がっていた。
吉田さんは、「的を運ぶのは結構大変だったが、無事運べてよかった。子どもたちと一緒に地域の行事に参加でき、良い経験になった」と感想を話した。
福嶋総代は「例年よりも多くの人が訪れたが、警察や消防団の協力で無事終えられた。的射が子ども達にとってふるさとの思い出になれば」と語っていた。
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