港南区県議選 3議席に4人の争いか 現職2人と新人2人 投開票は4月10日
4月1日に告示される神奈川県議会議員選挙で、定数3人の港南区では現職2人、新人2人の計4人が出馬を表明している。投票日は4月10日(日)で、即日開票される。立候補予定者は本紙調べ(3月7日現在)。
現職3人のうち、自民党の桐生秀昭氏(60歳/2期)と公明党の高橋稔氏(55歳/1期)が立候補を表明しており、それぞれ連続当選を狙う。一方、新人は民主党の浦道健一氏(42歳)と無所属の田中米一氏(71歳)が議席獲得を目指す。
現職の塩坂源一郎氏は、今回の県議選に港南区ではなく、藤沢市から出馬予定。塩坂氏は前回の県議選に民主党から出馬し、初当選するが、昨年5月に離党届を提出してみんなの党へ移っている。浦道氏は民主党としての後任候補となる。
定数3人のうち、自民党、公明党、民主党の立候補予定者が早々に決まる中、他陣営は動きがなく、港南区初の無投票の可能性もあった。しかし、過去に連続4回立候補している田中氏が無投票に懸念を示し、3月6日に出馬を表明。選挙が行われる見通しとなった。
4人の訴えは
桐生氏は、座長としてとりまとめた歯の健康条例や県立がんセンターの総合整備で導入する重粒子線治療装置などの実績を訴える。
高橋氏は、法改正し、政令市選出議員を半減する議会改革を打ち出したほか、高齢・障害・子育てにも取り組む姿勢をアピールする。
浦道氏は、港南台東自治会長の経験を活かし、災害対策に取り組むほか、現役の父親として子育て支援や教育の向上に意欲を示す。
田中氏は、少年スポーツに携わった経験から環境の充実を通じて青少年の健全育成を訴えるほか、議員特権の見直しを行う方針。
前回は6人出馬
前回は6人が立候補し、桐生氏が2万3252票でトップ当選。次に高橋氏が1万9778票、塩坂氏が1万9693票で、次点以下の死票は2万6651票だった。前回は候補者を擁立した日本共産党とネットワーク横浜は、今回は擁立を見送る方針。両党の計2万1958票をどの候補者が取り込むか注目だ。
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