3月11日の東北地方太平洋沖地震により、多数の帰宅困難者が発生した。港南区内でも3施設を開放し、帰宅困難者を受け入れた。
地震発生後、京浜急行や市営地下鉄など交通機関は運転を停止したほか、環状2号線や鎌倉街道など区内主要道路も激しく渋滞したため、帰宅困難者が多数発生した。中でも1日14万人が利用する上大岡駅では夕方の帰宅ラッシュ時に人が溢れる状況となった。この事態を重く見た横浜市や港南区役所は帰宅困難者の受け入れを急遽検討。港南中学校や港南スポーツセンター、ウィリング横浜に協力を要請し、朝方まで施設を開放した。駅等で受け入れを告知したこともあり、3施設合計で約800人が利用したが、施設の職員によると、利用者には京急が止まった影響などで横須賀市民が多かったという。
一方、区内12の公立保育所では保護者が帰宅困難者となり、園児を引き取れないケースが9件あったが、職員が残って園児と宿泊して対応した。また、多くの保育所が保護者に対してメール配信で園児の無事を知らせたため、概ね混乱などは起きなかったという。
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