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港南区・栄区版 公開:2011年5月12日 エリアトップへ

市教委が"教師塾"の門戸拡大 即戦力の人材養成目指す

公開:2011年5月12日

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 横浜市公立小学校の教師養成を目的に横浜市教育委員会が開講している「よこはま教師塾アイ・カレッジ」が、今年度から募集を中学校、高校(市立)、特別支援学校まで広げ、募集人数も200人と昨年度の2倍に増やす。市教委では「即戦力の教師をできるだけ多く養成したい」と意気込んでいる。

 変更されるのは校種、人数のほか、対象年齢や講座実施時期など。これにより、さらに多くの教師志望者が学べる環境を整えた。

 背景にあるのは、団塊世代の教師が大量退職したことによる人材不足だ。ここ数年、市内公立校の現場からは「新人でもすぐに教壇に立てる人材がほしい」との声があがっているが、通常は短期間の教育実習だけを経て着任する場合が多い。そこで市教委では、約70時間の実習を行うなど、実践力を重視する同塾の門戸を広げることが、現場に即戦力となる教師を多く送ることにつながると考えた。

 同塾は横浜市の管轄する公立学校で教師を目指す人たちが、教員採用試験までの間、教師としての資質や具体的な技術を学ぶ場で、平成19年度から始まったもの。講座では教師に必要な基礎知識のほか、実際に教育現場での実習などを通し、授業力や子どもとの関わり方なども学ぶ。

 また、塾生は採用試験を特別枠で受験できるメリットがあり、卒塾時の評価によって一次試験免除や、指導案のみの作成などの優遇措置がある。

昨年度合格者は大幅減

 一方で、同塾の教員採用試験合格者が、昨年度は大幅に落ち込んだ。平成19年度から21年度まではアイ・カレッジ入塾者の合格者は3年連続で9割を超えていたが、昨年度は受験者90人中48人が不合格と合格者は5割を切った。小学校の採用試験全体の倍率が上昇し、合格者の水準が上がったことが要因とされているが、現場からは「講座内容の見直しをする必要もあるのでは」との声もあがった。市教委では「現場の声を踏まえ、今年度はより充実した内容にして合格者を増やしたい」と話している。

 市教委では5月21日と6月9日に、入塾希望者を対象にした説明会を実施する。問い合わせは【電話】045・671・3206まで。
 

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