被災地で炊き出し 港南在住の成田さん
港南在住の成田秀之さん(福聚院住職)は個人的な活動として、手伝いのボランティア13人と5月10日から12日まで福島県いわき市を訪れ、炊き出しを実施した。
成田さんは4月に同じくいわき市に支援物資を持って訪れたが、温かい食べ物を満足に食べられない状況を目の当たりにし、今回の炊き出しを考えたという。
炊き出しメニューは焼きそば、カレーライス、豚汁。いわき市内の江名小学校、江名中学校、四倉高校、冷泉寺の4カ所を3日間で回り、焼そば580食分、カレーライス450食分、豚汁300食分を提供した。
成田さんは「小中学生がお腹を減らした様子で炊き出しを見ていたのが印象的」と話し、「お代わりもしてもらった。喜んでもらえてよかった」と感想を話した。
今回の炊き出しは、成田さんが個人負担で実施したものだが、多くの地元企業や店舗も協力した。カレーは上大岡西のインドカレーハウス「サニー・タージ」が無償で調理して提供。同店の田島高之さんは「成田さんから話を聞き、すぐに協力を申し出た。カレーを食べて、少しでも被災者の皆さんの気持ちが明るくなれば」と経緯を説明。インド人コックが作ったチキンカレーは現地でも好評だったという。そのほか、鶏卵業者の(株)八千代ポートリーが生卵1000個を提供するなど、各企業が無償提供や機材の貸し出し、値引きなど様々な形で協力をした。
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