子どもたちがオケを体験 指揮者に挑戦する場面も
市民オーケストラ「港南区ひまわり管弦楽団」は7月16日、港南区民文化センター「ひまわりの郷」と共に7回目となる「こども・ミーツ♡オーケストラ@ひまわりの郷」を開催した。
これは小学生に音響設備の整ったコンサートホールでオーケストラを聴いてもらうことで、クラシック音楽に興味を持ってほしいと開催しているもの。1日2回の公演を行い、合わせて628人の来場があった。
当日は楽器の紹介や指揮者の体験、楽団員の横に子どもを座らせて演奏を聞かせるなどのプログラムを実施。ルロイ・アンダーソンのシンコペーテッド・クロックやモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲、モンティのチャールダーシュを演奏したほか、最後に会場全体で「翼をください」を合唱した。
指揮者体験では抽選で選ばれた子どもがブラームスのハンガリー舞曲第5番を指揮。テンポが速くなったり遅くなったり、子ども指揮者は悪戦苦闘しながら一生懸命にタクトを振っていた。体験した丸山台小学校5年の杉浦貴一君は「間違えたらどうしようと緊張した。予想以上に難しかったけれど、いい思い出になった。また指揮をしてみたい」と感想を話していた。
同楽団の石川博之団長は「授業でクラシック音楽を聴くことはあっても、どんな楽器がどんな風に演奏しているのか分からないと思います。生の演奏を聴き、楽器の特徴や音色、指揮者の役割を知ることで、より音楽に興味を持ってもらえれば」と意図を説明し、「これを機に楽器を始める人が現れ、将来、一緒に演奏してくれる日が来ることを夢見ています」と話していた。
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