新春寄稿 復興から未来に希望の国づくりを 衆議院議員 すが義偉
新しい年となりました。辰年の今年は、昇り竜のように復興から未来に向かっていく年にしなければなりません。
昨年3月11日に発生した東日本大震災。大津波や原発事故によって被災地は壊滅的な状況になりました。これに日本中が立ち上がり、私が総務大臣当時に創設したふるさと納税を活用して約4千億円が届けられるなど、一体となって被災地を支えました。被災地が力強く復興できるよう、さらに支援の輪を広げていきたいと思います。
単なる重税国家に
民主党は、マニフェストに「ムダを削減して増税はしない」と掲げていましたが、今や増税一色になっています。財政再建には、まずはバラマキを止め、身を削る努力をしてから国民に負担を求めるべきですが、この取り組みが全くなされていません。このままでは単に増税するだけになってしまいます。
昨年末には「復興のために国家公務員の給与を下げる」と総理が明言し、自民党も賛成していたにもかかわらず、支持母体である労働組合に反対されて公務員給与削減法案を見送ってしまいました。
そして何より、民主党政権は経済政策が置き去りです。急激な円高や長引くデフレなど、日本経済を取り巻く環境は厳しさを増しており、早急な経済対策を政府に強く求めています。
活力あふれる日本へ
日本には優秀な労働力があり、技術力は世界最高水準です。規制緩和やイノベーションなど、時代に即した成長戦略を実行することで雇用を生み出すことができます。地域の特色を活かした街づくりができるよう地方分権を進め、簡素で効率的な政府を実現します。
飛躍の年に
今、政治に求められているのは、一日も早い復興であり、安心できる社会保障の確立、そして「誰もが将来に希望の持てる国づくり」です。本年が日本にとって飛躍の年となれるよう全力で行動してまいります。
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