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港南区・栄区版 公開:2012年4月26日 エリアトップへ

5周年を迎えるお菓子教室&食育コミュニティ「横浜ミサリングファクトリー」オーナー 松本 美佐さん 野庭町在住 47歳

公開:2012年4月26日

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食を介し学び、繋がる

 ○…「うちはスパルタお菓子教室。生徒を子ども扱いしない」。子どもへの食育を考えたお菓子教室であり、地域のコミュニティでもあるミサリングファクトリーを丸山台に開店して5月で5周年を迎える。

 〇…「お菓子星人」と自称するほど子どものころからお菓子作りが大好き。学生時代に目指した進路はもちろん食品関係で、前職は食品の商品開発者。しかし、コストを優先せざるを得ない仕事に限界を感じ、退職。その後「人と向き合う仕事がしたい」と、野庭地区センターで子ども向けお菓子教室を始めた。しかし、生徒数の増加に対して運営は厳しい。子どもへの指導を続け、運営するために大人を含めて「お菓子を通じて皆が集まる場所」として、コミュニティビジネス化を決意。自らも技術向上のためにフランス菓子教室「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」で製菓技術を学び直した。今ではそこで得た「一生モノの技術」を生徒たちに教え続けている。

 〇…5月6日に行う5周年感謝祭では高校生の生徒が1日喫茶店を行い、商品の価格設定、製作から接客まですべてを手掛ける。これも「食に絡めて子どもの人間力を高めていけたら」という考えから。「既製品が溢れる現代では手作りそのものに価値がある」。それは調理する思考力や洗い物を通じた環境への意識、誰かに食べてもらう喜び、達成感など、買って食べるだけでは得難いものばかり。教室の役割は「単なる習い事ではない」。食を介して帰属できる、1つの居場所として地域に根差している。

 〇…今の目標の1つは「女性の就労支援」。自身もシングルマザーを経験し、女性の貧困率の高さは気にかかっていた。これまでにお菓子教室開業を考える女性向けのセミナーなども実施。教室開設当初は思いもよらなかった目標だが「出会いの中で少しずつ変わってきている」と話し、新たな広がりを見せる教室で、お菓子星人は前進し続ける。
 

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