港南区(大貫一幸区長)と港南警察署(大越紳二署長)は6月21日、「大震災発生時における代替施設利用協定」を南高校(菱刈範之校長)と各々結び、3者出席のもと同高で調印式が行われた。警察と区が同じ代替施設をシェアするのは県内で初めて。
同署は2006年、震災発生時に同署の建物が被災して使用が困難となった場合、各地から駆けつける応援部隊の宿泊場所や駐車場確保のために同高施設を利用する覚書を同高と締結していた。その上で、東日本大震災後に警備本部を加え、「警察と区が連携して区民の安全を守る」との考えから、区に連携を呼びかけた。そして区が運営する区災害対策本部の設置も同校へ新たに要請。3者間で協議が進められていた。
1991年に建て替えられた校舎は震度6強の地震にも倒壊しない耐震性があるとされ、今回の協定締結により同署は校内のセミナーハウスを、区は体育棟をそれぞれ代替施設として使用できることになる。
調印式に臨んだ大越署長は「しっかりした施設の確保ができ、港南区の安全安心に着実な一歩が踏めた」、大貫区長は「2000平方メートルの敷地をもつ体育棟は代替施設としてこの上ない拠点になる」と喜びを述べていた。
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