日野小で防災宿泊体験 毎年恒例の夏のフェスタ
今年140周年を迎えた日野小学校で7月21日、22日に「日野の子・夏のフェスタ!」が開催された。これは同小のおやじの会(清水克則会長=今号人物風土記)が、同小とPTAと合同で開催している恒例行事で、児童の防災体験学習と思い出作りを目的として行っているもの。
当日は約200人の児童が参加。港南消防署の協力を受けて消火器訓練や救助袋を使った屋外への脱出体験、煙の満ちた部屋での避難訓練などを行った。実際に煙の中で壁伝いに歩いて避難した児童は「体を低くして逃げろと言われる意味が分かった」と話していた。夕食では被災時を想定して児童が空き缶で炊飯し、自分たちで調理したハヤシライスを頬張っていた。そのほか「毎年1番楽しみにしている」という児童も多い夜の校内探検と、1日の締めくくりには校庭でキャンプファイヤーを実施。児童は火を囲み、歌や踊りを楽しみ、その後、5、6年生80人は緊急避難時の訓練として体育館で寝袋などを並べて就寝した。
同会の荒井未央さんは「昨年の震災時にも児童から訓練で起震車に乗っていたから怖くなかったと聞いたことがある。防災訓練を行うことで自分のこととして捉える良い機会になったのでは」と話し、来年も行事を開催していくという。
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