港南区社会福祉協議会(区社協)は8月9、13、15、16、17、20、21日の7日間にわたり、港南区学齢障害児余暇支援事業「こうなんなつっこ2012」を港南台ひの特別支援学校や事業に協力した東永谷、野庭、日野南地域ケアプラザを会場に実施した。
これは区内に住む小1から高3の障害児を対象とした恒例企画で、ボランティアと一緒に遊ぶことを通じて夏休みを楽しく過ごしてもらうのが狙い。一時的に子どもを預かり、保護者にリフレッシュしてもらうことも目的としている。
今年は高校生や大学生、地域住民など7日間でのべ102人のボランティアが参加。連日工夫を凝らしたさまざまなプログラムが組まれ、70人の障害児は調理や和太鼓演奏、音楽鑑賞、プール遊びのほか、縁日形式で的当てや玩具の金魚すくいなどのゲームを楽しんでいた。
「年金暮らしで時間に余裕があり、少しでも地域の役に立てたら」と今年でボランティアとして3回目の参加という港南台在住の加藤武司さん(69歳)は、「事故がないように子ども達に楽しんでもらうのが仕事。子ども達の素直さに元気をもらっている」。看護師を目指し、多くの人と関りを持ちたかったという関東学院六浦高校2年の田辺小雪さんは、「最初はとまどいもあったけれど、コミュニケーションの取り方や気の配り方など勉強になった」と話していた。
一方、区社協の担当者は「なつっこは障害児にとって家庭や学校以外の人と関わる良い機会で、可能性も広がる。ボランティアも街中で障害児を見かけた時、気軽に声をかけられるようになってもらえたら」と、今回の体験を通じた今後の展開に期待を込めていた。
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