横浜とコン市 友好35周年 区内在住 光里さん先頭に
横浜市はルーマニアのコンスタンツァ市と姉妹都市の提携を結び、市民レベルでは「横浜コンスタンツァ友好委員会」(光里友岐(みさと ゆき)委員長/港南区上永谷在住)が国際交流を続けている。10月21日には同友好委員会が姉妹都市35周年を記念し、ルーマニア大使のラドゥ・ペトル・シェルバン氏を招き、祝賀会をロイヤルホールヨコハマ(中区)で開催した。
コン市はルーマニアの首都ブカレストの東に200Kmほどの都市で人口は31万人ほど。黒海に面し、同国最大の貿易港だ。横浜とコン市は同じ港湾都市であることから1977年10月に姉妹都市となり、その翌年には同友好委員会が設立。以後は市民交流団を派遣し、交流を重ねてきた。
当日は友好委員会関係者や市関係者など約120人が出席。初めにシェルバン大使が記念講演としてルーマニアについて文化や観光、経済状況について詳細に説明した。続いて行われた祝賀会には、林文子市長も出席。日本舞踊や民謡、弓道など日本文化の紹介が行われた。また、出席者にはルーマニアの特産品であるワインもふるまわれた。
林市長は国際交流を続けてきた同友好委員会の功績を称えつつ、「同じ港町として共に協力して、発展を目指している」とあいさつ。ルーマニア語で5・7・5の俳句を詠むという親日家のシェルバン大使は「経済的な関係をさらに深めていきたい」と話していた。
横浜市政策局国際政策課は「35周年を契機として、市民交流に加え、経済を含む交流も力を入れたい」と今後の関係強化を示した。
一方、日本舞踊教室を主宰し、30年前からコン市を複数回訪問して日本文化を紹介している光里委員長は「まだまだ民間の交流は少ない。こういった節目だからこそ、日本という国を分かってもらうことにも力を入れたい」とし、今後も働きかけていくと話している。
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