日下小 式典で110周年祝う 卒業生能楽師の教室も
横浜市立日下小学校(藤井妙子校長)の創立110周年を祝う会が11月10日に体育館で開催された。
当日は児童式典と地域関係者の式典と2部構成で行われた。学校主催の児童式典では同窓会副会長の苅部慶一さん(83)が、全校児童に昔の日下小の様子を説明。最後には好きな言葉として「雑草」を挙げ、「踏まれても伸びていく。雑草のように強くなってください。あせらず、素直にじっくりと考えて、一歩一歩進んでいってください」と子どもたちにメッセージを送った。続いて、卒業生で現在、金春流能楽師として活躍している山井綱雄さんが能楽教室を実施。お祝いにふさわしい能ということで「高砂」の一節「高砂や、この浦舟に帆を上げて」を児童と一緒に歌ったほか、能を舞うだけでなく、歴史や能面の説明などを交え、分かりやすく伝えていた。また、山井さんは最初と最後に全校児童と一緒に正座し、手を付いてあいさつも行うなど、礼儀の大切さも子どもたちに伝えていた。
160人が参加
地域関係者の式典は110周年実行委員会(山室敏夫実行委員長)が主催。
港南区選出議員や地域関係者、歴代校長・教職員、同窓会、PTAなど160人以上が出席し、盛大に行われた。アトラクションとして4年生児童全員が劇で日下小の歴史を説明すると、会場からは大きな拍手を送られていた。
藤井校長は「110周年の歴史を守り、PTA、地域、学校が三位一体となって子どもを見ていきたい」と改めて次の120年に向けて意欲を語っていた。
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