港南区・栄区版 掲載号:2012年12月20日号
  • googleplus
  • LINE

料理研究家として多方面で活躍する フルタニ マサエさん(本名・古谷 正江) 横浜市内在住 65歳

「食」を通じて文化を守る

 ○…横浜市内で料理教室を主宰し、多くの教え子を抱える一方、人気番組「はなまるマーケット」等に講師として出演するなど幅広く活躍。料理を多角的に捉える事のできる「研究科」の第一人者として、調理のみならずメニュー開発やテーブルコーディネートなどを全般的に請け負い、各方面で高い評価を得ている。

 ○…保育園から昼食の献立づくりの仕事が舞い込む際には、その園に直接赴く。「実際に子ども達に会って、美味しいモノを食べた時の喜ぶ顔を想像しながら『皆、いい子に育つように』を念頭にメニューを考えるんですよ」と笑顔を見せる。

 ○…また「食育」に関する活動にも精力的。企業や自治体からの依頼を受け、講演活動や料理教室の開催なども手掛ける。「食育とは、食べる事を大切にする気持ちを育むこと」と説明するだけに、最近の日本の食文化には心を痛めている様子。「例えば洋食のマナーには詳しくても、箸の持ち方ができない人が意外と多いんです」とポツリ。普段の食事(和食)でさえ、マナーやその作り方、食材の産地などへの関心が低下しつつある上、世間はいわゆる「ファストフード」が全盛。「親が分かってない家庭が増えましたね」と、思わず嘆くのも無理はない。

 ○…そんな中でも次世代に目を向け、県内の小・中学校で「食育料理教室」を定期的に実施。地産地消の考え方などを座学でレクチャーした後、地元野菜などを使って調理実習を行う内容は毎回人気となっているのだとか。「みんなで食べるとより美味しくて楽しい事を知っている子どもは、1人で食べている子が気になるようになり、やがて、声を掛ける。それだけでも『いじめ抑制』につながるのではないでしょうか」。そう語る瞳には、自身が愛情を込めた料理で子どもを育て上げた母親としての一面と、日本の文化を守っていきたいという「食の伝道師」としての矜持(きょうじ)が、垣間見えた。
 

港南区・栄区版の人物風土記最新6件

柳田 煌海(こうかい)さん(本名・満)

栄区書道協会の会長として18日までリリスで20回目の作品展を開いている

柳田 煌海(こうかい)さん(本名・満)

2月15日号

尾上 陽子さん

園長としてNPO法人「こどもの広場もみの木」設立20周年を迎え、リリスで作品展を開く

尾上 陽子さん

2月8日号

宇田川 悟さん

理容師として神奈川県から優良衛生技能者表彰を受けた

宇田川 悟さん

2月1日号

澤部 哲矢さん

神奈川県剣道連盟の副理事長などを務め、県の体育功労者として表彰された

澤部 哲矢さん

1月25日号

長谷川 敏雄さん

港南図書館で2月に講座「戦後『日本地形図』の歴史秘話」を開く

長谷川 敏雄さん

1月18日号

白井 勝晃さん

体操競技の五輪・世界選手権金メダリスト白井健三選手の父親で競技の普及に尽力する

白井 勝晃さん

1月11日号

港南区・栄区版の関連リンク

あっとほーむデスク

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク