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港南区・栄区版 公開:2013年3月21日 エリアトップへ

発団40周年を迎えたボーイスカウト横浜第88団の団委員長を務める 佐藤卓充(たかみつ)さん 下永谷在住 52歳

公開:2013年3月21日

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冒険が子どもを伸ばす

 〇…1907年にイギリスで誕生したボーイスカウト運動。161カ国で3000万人が活動する世界的組織で、港南区と戸塚区の幼稚園児から大学生が加盟する横浜第88団を団委員長としてまとめる。野外活動を通じ、規律正しい社会人を育成するのが運動の主目的。会社勤めの傍ら、「自分で考えさせることを邪魔しない程度」に、自然のなかで遊ぶ仕掛けづくりに頭を悩ます日々だ。

 ○…小学5年以下のカブ隊、中学3年までのボーイ隊と年代別に進級するシステム。それぞれプログラムは異なるが、野外活動を通じて幼少から自主性が養われ、小学校低学年でも電話でメモをとりながら活動の日時や内容を連絡しあい、中学生になれば泉区から鎌倉まで夜通し歩くハイクも計画してしまう。「自分で生き抜く力が備わっている」とスカウト達の逞しさに目を細めながら、「職場には指示がないと動けない若者もいるのに」と苦笑する。

 〇…小学生のころ、転校先の北海道で経験した遠足は、学校から数Kmの道のりをリアカーを引いて歩き、河原で自炊するもの。観光バスなどすべてが用意されていた都会の学校との違いに衝撃を受けながらも、雄大な自然のなかで遊ぶおもしろさに魅了された。現代は屋外でも携帯ゲーム機とにらめっこする姿が珍しくないが、「子どもたちは本来、冒険心や工夫して遊ぶ能力がある。そんなところをくすぐっていきたい」。

 ○…発団40周年。3月31日に控える式典の準備を機にこれまでの活動を振り返り、歴史の重さを感じている。一方、現在所属するスカウト数は全盛期の5分の1に減少。「子どもは人とふれあい、話し合い、喧嘩しながら成長していく」。健全な人格形成は濃密な人間関係のなかで培われると実感しているからこそ、スカウト増員が目下の課題だ。「50周年時には団名と同じ『88』人を目指す」と、一般参加型イベントの企画にも余念がない。

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