芙蓉苑で防災訓練 救護や避難誘導など
下永谷にある特別養護老人ホーム芙蓉苑は港南消防署と合同で3月6日、芙蓉苑で防災訓練を行った。
これは1日から7日まで行われた春の火災予防運動の一環として実施され、施設関係者の防災意識を高めると共に、消防隊の消火技術向上を目的としている。
当日は同施設の4階から出火したと想定。施設職員は119番通報をした後、屋内での初期消火活動の訓練として風呂場でホース延長の練習を行った。
その後は火災が拡大したと想定して消防隊が登場。4階に取り残された職員扮する利用者をはしご隊が救助した。負傷者の救護や避難誘導には職員のほか、災害時の応援協定を結んでいる中永谷町内会会員も参加。心臓マッサージなどの救命活動にあたった。訓練を終えて同署担当者は「火の元には十分注意を。火災が発生した場合でも施設の人の避難誘導に従って、冷静に避難してほしい」と話していた。
港南区の火災発生状況
港南区内での火災発生件数は3月17日時点で16件。昨年同日比で6件増加しており、今年は死者も1人出ている。高齢者の逃げ遅れによる被害が多く、出火原因は食用油の過熱、タバコ、放火など。同署は放火が多いことから「ごみ出しは前日の夜にしない、家の周りに段ボールなどの燃えやすいものを置かないように」と注意を呼びかけていた。
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