港南区・栄区版 掲載号:2013年9月19日号
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第49回神奈川県美術展の書部門で大賞を受賞した 井上 俊子(春苑)さん 港南在住 57歳

書道があってこその今

 ○…新進芸術家の登竜門として知られる県内最大規模の公募美術展「神奈川県美術展」の書部門で、7回目の応募にして大賞を受賞。中国唐代の詩人・張子容の詩を篆書体で書き上げた。運営する書道教室の教え子に「先生もがんばっているんだよということを伝えられたのでは」と笑顔を見せる。

 ○…書道との出会いは、習字のお稽古に通い始めたのがきっかけ。高校時代に在籍した書道部の顧問の紹介で、大学入学と同時に青山杉雨氏に師事。師の作品に戦慄を覚えるとともに圧倒され、書道の魅力に改めて気付く。卒業後も中学校の講師をやりながら書道を継続。しかし、結婚や出産、転勤により15年ほど書道から離れることに。その間もずっと書道への想いを抱え、今の場所に落ち着いたことを契機に、新たな師の下で書道を、篆書体を始めた。今は、自宅のリビングで教室も創作活動も行うほど生活の一部になっている。

 ○…「色がない世界、白黒の世界で表現する」のが書道。特に篆書体は活字が絵的なものに変化するため、線の長短や太さ、全体の調和も見て仕上げていく。1つの作品を仕上げるには、当時の時代背景や歴史なども学び、50枚、100枚と繰り返し練習。何カ月もの時間を費やすが「そのくらい書かないといい作品はできないから」と、まったく大変なそぶりは見せない。また、作業に集中すると日常のあらゆることから解放され無になる瞬間があるという。書き終えて、最後に印を押す時の充実感は他では決して味わえない。

 ○…自宅で書道教室を開けるのも「家族のおかげ」と感謝を惜しまない。その上でなお「生きがい。書道があるから生きていける」と話すように、できることは絶えずやってきたという自負を覗かせる。「少しずつでも自分の作品を磨いていきたい」と話す一方で、「書を通じて生徒の人生に関わり、書を広めていきたい」と未来を見据えている。
 

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