元日本代表波戸さん 「成功ではなく、成長を」 子どもの夢にエール
サッカー元日本代表で、現在は横浜F・マリノスのアンバサダーとして活躍している波戸康広さん=写真=が12月1日、子どもたちを前に夢の実現について講演を実施した。
これは港南台連合自治会が「港南台子どもゆめ応援事業」として実施したもの。子どもたち自身に夢や将来について考えてもらうきっかけとすることが目的だ。当日は少年サッカーチームに所属している子どもを中心に約140人が会場となった港南台ひの特別支援学校に集まり、波戸さんの話に耳を傾けた。
波戸さんの夢は最初から「プロのサッカー選手」。中学生の時にいじめに遭った際やサッカーの名門、滝川第二高校在学時に怪我をし、選手生命の危機となった際も夢があったからこそ乗り越えられたと説明した。また、「みんなには無限大の可能性がある。夢は持った瞬間に目標に変わる。その目標に対して成功ではなく、成長を求めてほしい」とエールを送った。
一方、子どもからの質問では現在の夢を聞かれ、波戸さんは「将来はライセンスを取ってJリーグの監督になりたい」と話すと会場からは拍手が起こった。また、「サッカー選手なるために一番重要なことは」という質問に、「今の夢は」と逆質問。質問した子どもが「プロのキーパーになりたい」と答えると「その気持ちが大事」と話し、「サッカーを続ければ、失敗もいっぱいあると思う。でも、失敗するから学習する。だから成長する。目標をあきらめないで一日一日努力をすれば必ずサッカー選手になれる」と語りかけていた。
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