港南区・栄区版 掲載号:2014年1月1日号
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手芸創作 30年続け 92歳の辻たけ子さん

文化

今回出品予定の人形と辻さん
今回出品予定の人形と辻さん
 今年30回目の節目を迎える公益財団法人横浜市シルバー人材センターの会員による「創作展」。手芸や絵画、写真、書道などの作品が集まる同展に、第1回から出品を続けているのが、港南区上大岡東在住の辻たけ子さん(92)。今年は2体の人形と、刺繍で作った絵を出品する予定だ。「去年とは同じじゃないものを、っていつもアイデアを探してる。今年は何を作ろうかなと考えてる時間はとっても楽しい」そう笑う姿には少女の面影が垣間見える。

 同センターは、おおむね60歳以上を対象として、会員登録した人に臨時、短期の仕事などを提供している。内容はビルの清掃から植木の手入れ、駐車場管理など多岐に渡る。また同センターでは仲間づくりのため、会員によるサークル活動も応援しており、手芸や絵画、書道などの各文化教室を設けている。年1回の創作展は講師、生徒の貴重な作品発表の場となっている。

 辻さんが同センターに登録したのは60歳の時。当時はセンターが立ち上がったばかりの頃だった。手芸や洋裁の学校を卒業し、婦人服メーカーの下請けで見本となる洋服を作っていた経験もあったため、手芸を通じた仲間作りができればと同センターに登録した。

 現在同センター本部(上大岡西)で月1回の手芸講座の講師を務めており、3人の生徒を相手に刺繍などを教えている。生徒の高齢化もあって一時期よりも人数は減ったが、「毎月、何を教えようかっていうのは大変だけど、張り合いにもなってる。楽しみにしていてくれるから」。

365日 針を手に

 「手芸だけじゃなく、それぞれが作った物を持ち寄って、横浜スタジアムや都内のデパートまで行って、バザーで売ったりしたっけ」と30年前の活動を楽しそうに振り返る。一方で、30人ほどいた第1回創作展からの仲間は、亡くなったり寝たきりになるなど「今も出品してるのは私1人。それはやっぱり寂しい」と明かす。長年連れ添った夫も、昨年3月に他界した。だが「私には手芸があるのが救い。1針1針縫っていれば夢中になって色々なことを忘れられるし、寂しいばかりじゃない」と気丈に話す。

 作品を作るときは朝から晩まで、時には食事を摂るのも忘れて作品づくりに没頭することも。刺繍作品はそれでも完成まで3カ月かかる。「昔から勉強が嫌いでペンを持つのは苦手だったけど、針ならいくらでも持っていられる」。

 衰えを知らない92歳の健康の秘けつは「歩くこと」だという。「創作展に歩いて作品を持っていける限りは、大好きな手芸を続けたい」。そう力強く話した。

 創作展は1月8日(水)から13日(月)まで、関内の横浜市技能文化会館で開催。詳細はシルバー人材センター【電話】045・847・1800へ。

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