上郷開発に反対署名11万 守る会など市に陳情
「上郷・瀬上の自然を守る会」(山仲章介代表)と「上郷開発から緑地を守る署名の会」(同)は2月7日、東急建設(株)が開発を計画している上郷猿田地区の全面保全を求める陳情書と10万9836筆分の署名を林文子市長と佐藤祐文市会議長宛てに提出した。
同地区の開発を巡っては、同社が市街化調整区域約12・5haを市街化区域に変更し、商業施設や住宅地として開発する都市計画提案を市に申請している。
陳情書によると、同地区は円海山の緑地に連なり、ホタルやオオタカなど多様な生き物や植物の宝庫であることや、古代の製鉄遺跡である深田遺跡など文化遺跡が残っていると指摘。市都市計画提案評価委員会に対し、同社の都市計画提案を市の計画としないように求めているほか、「横浜みどり税」を活用して市が同地区を全面買取することを要望している。その後は市や港南・栄両区、市民で活用法を考えていくべきとしている。
約11万筆の署名は2012年の4月から集めてきたもの。うち、港南区民と栄区民の署名は4分の1ほどだという。山仲代表は「市民の緑を守りたいという気持ちが11万という数字につながった」と話し、「市と市会はこの思いを真摯に受け止めて、緑を守るべきだ。開発は絶対やめてもらいたい」と訴えている。
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