港南区内の少年補導員と防犯指導員が防犯啓発を目的に結成した「こうなん防犯寺子屋隊」(清水一明隊長)による初のイベント「防犯ライブ2014」が2月14日、港南区民文化センター・ひまわりの郷で開催された。この日は大雪だったにも関わらず、約270人が会場に足を運び、落語と歌謡リサイタルを楽しんだ。
このイベントは、区内で多発している振り込め詐欺被害を食い止めるために寺子屋隊が企画し、港南区在住の落語家・桂歌助さん(写真右)と同じく歌手のまつざき幸介さん(写真左)の協力で実現した。清水隊長は「通常の防犯講話だと、意識の高い人しか来場しない。被害をなくすためには、より多くの人の意識を高める必要があり、今回は純粋に落語や歌を楽しみに来た人に呼びかけるのがねらいだった」と語る。
第1部では桂歌助さんが「防犯落語」を披露。警察官が主婦に振り込め詐欺の予防を呼びかけるという話で、実際に起きた事例も紹介しながら笑いを誘った。また第2部ではまつざきさんが歌で会場を盛り上げた。歌の合間には、「近所の人も被害に遭ったと聞いた。ぜひ、日頃から気をつけてほしい」と来場者に呼びかけていた。
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