横浜スカーフの魅力を市内外にPRする「横浜スカーフ親善大使」の3代目がこのほど決定した。各年代の女性4人が選ばれ、港南区から佐々木春奈さん(30)、峯岸伊美(よしみ)さん(41)の2人が選出された。4人は1年間の任期中、イベントなどを通じて横浜スカーフの魅力を発信していく。
横浜スカーフ親善大使は、横浜の伝統工芸である「横浜スカーフ」の認知度を高めるため、2012年から横浜繊維振興会が募集しているもの。今年は佐々木さん、峯岸さんのほか、小林優衣さん(19)=藤沢市在住=、高橋由紀江さん(66)=栄区在住=が大使に選ばれた。4月27日(日)には横浜赤レンガ倉庫で任命式が行われる予定だ。
「憧れ」の横浜で
佐々木さんは北海道小樽市出身。昨年3月まで地元の高校で教師を務め、テレビの横浜スカーフ特集を観て、「いつか横浜に行って、実物を見てみたい」と憧れを抱くようになった。12月に横浜に移り住んでからは、実際にスカーフの巻き方教室にも通い始め、今も勉強中だという。
佐々木さんはその魅力を、「カラフルで見た目がきれいなだけでなく、何人もの職人の手を経て作り上げられているというのも素敵」と語り、「1枚のスカーフでも、巻き方を変えればまったく違う表情を見せる。勉強して、魅力を伝えていきたい」と話した。
「地元」に貢献
一方、峯岸さんは生まれも育ちも港南区。小学生のころ、大岡川の近くには横浜スカーフの捺染(なっせん)工場が多く、「工場見学に行ったこともあり、身近に感じて育った」と笑顔を見せる。
「ミス横浜」に選ばれたこともある峯岸さんは、「PRを通じて、また横浜に貢献できたら」と応募の経緯を明かす。峯岸さん自身、スカーフは普段から取り入れており、「使い方を覚えれば、おしゃれなだけでなく、とても便利なもの。横浜スカーフは特に質も良いので、国内外や男女を問わずに、多くの人に広めていきたい」と意気込みを話した。
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