戦没者や戦災死者約5万8000人の名簿が安置されている港南区最戸の神奈川県戦没者慰霊堂で5月10日、神奈川県戦没者追悼式が行われた。主催は神奈川県、協賛は(一財)神奈川県遺族会(山本好敬(よしゆき)会長)。
当日は、戦没者の遺族のほか、県内の市町村長や県内選出の国会議員、県議会議員、横浜市会議員など約900人が参列し、献花などを行った。
黒岩祐治神奈川県知事も出席し、「今日私たちが当然のように享受している繁栄と平和は、戦没者の大きな犠牲が礎となっていることを忘れてはならない」と話したほか、「戦後生まれが大半を占めるようになり、戦争体験の風化が危惧されているが、次の世代へと語り継ぎながら平和な社会を実現していくことが私たちに課せられた使命」と式辞を述べた。
また、県遺族会の山本会長は「終戦から69年と長い歳月が経ったが、戦争から学び取った多くの教訓を改めて心に刻み、平和へと努力することこそ、戦没者らの平和に対する執念に応える道」と話していた。
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