平戸永谷川水辺愛護会の会長としてクリーンアップを実施した 土屋清敬(きよたか)さん 下永谷在住 71歳
平戸永谷川をふるさとに
○…春と秋の年に2回行われている平戸永谷川のクリーンアップ。毎回子どもから大人まで約700人が参加する地域の一大行事だ。4月に平戸永谷川水辺愛護会の会長となり、就任後初のクリーンアップも5月24日に無事に終わった。「皆さんが協力してくれた。これがまちづくりの基本。これからも人と人の中継ぎをしたい」と思いを語る。
○…3歳の時に引っ越してきて以来、下永谷住まい。地域への愛着から下永谷町内会の活動に取り組んでいたが、平戸永谷川に関しても声をかけられ、自然と手伝うように。とは言え、毎月2回は清掃や花木の手入れがあり、年2回のクリーンアップは規模が大きい分、準備作業も膨大だ。それでも「昔は色々な人に助けてもらった。このまちには恩義がある」と笑顔で活動に取り組む。
○…自宅の庭には趣味の盆栽が100鉢。夏はダイヤモンド富士を撮影するため静岡県の田貫湖へ。夫婦で旅行も欠かさず、「趣味も遊びも一生懸命」と笑うが、長年関わっているのがウエイトリフティング。高校で競技を始め、大学時には県ウエイトリフティング協会の仕事を手伝うように。事務局長を30年近く務め、今は会長として4期目だ。競技の魅力を「練習を続けて努力すれば、記録が出る。それがうれしい」と説明する一方で「記録が出なければ、努力が足りないという事」ときっぱり。「まちのこともそう。自分が一生懸命やっていれば、みんな協力してくれる。もし、そうでなければ、自分の努力が足りないんだって思う」
○…平戸永谷川の遊歩道には花が咲き、行き交う人々を楽しませる。「港南区の名所として『いい所だね』と思ってもらえる場所にしたい」。前身を含め、水辺愛護会が活動を始めて11年。一貫して「ふるさとづくり」が目標だが、時間もかかる。後継者の育成や組織のNPO法人化など、持続できる体制づくりも課題だ。新会長の手腕に注目が集まる。
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