港南区はこのほど、2014年度の区運営方針を発表した。昨年度同様、「つながり はぐくむ ふるさと港南」を基本目標に掲げるなど、基本的に従来の方針を踏襲することを示しながら、「ウオーキング推進事業」を新たな重点取組とし、健康づくりの推進も図っていく。
基本目標は大きく2つで、昨年同様、【1】「安全で誰もが安心して暮らせるまち」、【2】「行政サービスを正確・丁寧に提供する区役所」。【1】については「安全・安心のまちづくり」「超高齢社会の中でも1人ひとりが元気に暮らせるまちづくり」「子ども・青少年が健やかに育つまちづくり」「住み続けたいまちづくり」「地域の皆さまと協働で進める地域づくり」の5つを柱にする。
また【2】については、港南区では窓口満足度調査で、3年連続9割以上の窓口利用者から「概ね満足している」との回答を得るなど一定の成果が見られるが、引き続き「来てよかったと感じてもらえる」区役所づくりを目指していく。
防災・減災に重点
今年度の区の重点取組は3つ。このうち、「災害に強いまちづくり事業」と「元気な地域づくり推進事業」は昨年同様に注力される。
昨年度、「災害に強いまちづくり事業」では、全174自治会町内会での防災訓練の実施を目標に掲げていた。その結果、全自治会町内会が地域防災拠点への訓練の参加など、何らかの訓練を実施するなどの成果を挙げている。
今年度はさらにこれらを進め、各自治会町内会で独自の防災訓練を実施していくことのほか、全自治会町内会での「いっとき避難場所」の設置を目標に掲げている。
また、「元気な地域づくり推進事業」では地域と区役所の協働での地域づくりを進めるべく、昨年秋に開講した「学び舎ひまわり」を今年も開講する予定で、2年目として一層の充実を図っていくという。
ウオーキングを推進
今年度新たな重点取組として掲げているのが「ウオーキング推進事業」。これは、健康づくりやつながりづくりを目的に従来から区内で注力してきたものだが、横浜市が今年11月ごろの開始を目指している「よこはまウォーキングポイント」事業に合わせて、重点的に取り組んでいくという。
市の同事業は、40歳以上の横浜市民を対象にしたもの。歩数計で計測された歩数データを送信すると、専用サイトで実績の確認ができるほか、歩数に応じて参加登録者にポイントが付与され、そのポイントを民間の共同事業者が提供する物品との交換等に活用できるというもの。
区内では2013年2月に、食生活等改善推進員会(ヘルスメイト)、保健活動推進員、スポーツ推進委員、青少年指導員からなる「ウォーキング連絡会」が発足しており、同会が中心となってウオーキングを通じた健康寿命の延伸を図っていく。
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