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よこはまおやつ 障害者施設で製造・販売へ 洋菓子店がレシピを寄贈

社会

掲載号:2014年7月3日号

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レシピを寄贈したよこはまおやつ関係者ら
レシピを寄贈したよこはまおやつ関係者ら

 横浜ならではのお菓子がコンセプトの「よこはまおやつ」を製造する市内の洋菓子店8店などが6月26日、港南区役所に昨年度のよこはまおやつの売上の一部を寄付したほか、よこはまおやつのレシピを寄贈した。今後は各洋菓子店に加え、区内の障害者施設もレシピを基によこはまおやつを製造、販売していく計画だ。

 よこはまおやつは横浜商工会議所南部支部(笠原節夫支部長)が主導して誕生した地域ブランド。建設業の(株)キクシマ(港南台)が地域貢献活動の一環として実施している養蜂事業で採取した蜂蜜と、鶏卵生産販売の(株)八千代ポートリー(港南)が環境に配慮して生産した卵「食菜卵(しょくさいらん)穂(ほ)の華(か)」を使い、趣旨に賛同した洋菓子店8店が焼き菓子を考案し、販売している。

 当日はよこはまおやつを製造する洋菓子店などで構成する「ヨコハマハニー&エッグプロジェクト推進委員会」が港南区役所を訪れ、同推進委員会の秋山信直委員長が齊藤貴子港南区長に昨年度の売上の一部8万6500円を寄付した。また、よこはまおやつのレシピは特定非営利活動法人「こころの健康を考えるかるがも会」が運営する精神障害者の自立・就労支援事業所「かるがもの家」(港南台)の管理者、国原俊子さんに手渡された。

 寄付金は区内公立保育園に寄贈する絵本代となるほか、よこはまおやつの製造に必要な金型代等に充てられる。レシピは今後、かるがもの家を含め、区内の施設数カ所に割り振られ、レシピを考案した各洋菓子店が直接指導をしていく。販売開始は商品の味や質が安定し、各店舗が認めてからとなるため未定。実際にかるがもの家で指導を行ったフリアンドール(磯子区)の高田良一さんは「なるべくいい商品となるように支援していきたい」と話しており、同推進委員会の田浦良介副委員長も「なるべく早く販売を開始できたら」と意欲を見せている。

プロのレシピに期待

 レシピはプロのパティシエが考案し、実際に商品化されているもの。これを製造できることで施設製品の品質・価値が上がり、利益も得やすくなるため、施設利用者のやりがいや自立につながることも期待される。

 齊藤区長は「施設は今までも一生懸命お菓子作りをしてきたが、プロの方からレシピを頂き、指導してもらえる機会は初めて」と喜び、国原さんは「(よこはまおやつは)商品価値が高く、利用者の自信につながる。自立や働くことの大切さも知ってもらえるのでは」と期待を隠さない。笠原支部長は「商工会議所の使命は『街の活性化』。これに官民が連携して取り組み、地域に喜んでもらえた」と手応えを語っていた。

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