中学生向けの外科手術体験セミナー「ブラック・ジャックセミナー」が済生会横浜市南部病院(今田敏夫院長)で8月16日に行われた。共催はジョンソン・エンド・ジョンソン(株)。
当日は中学生31人が参加。初めに研修医2年目の川田菜月さんが医師の仕事について説明。川田さんは外科研修医の1日のスケジュールやボランティアで開発途上国を訪れて診療を行ったことなどを語った。川田さんは「医師という仕事は、働く場所が日本であっても海外であっても、きちんとした知識と技術があれば困っている人の役に立つことができる」とやりがいを話した。
続いて実際に使用される器具を使い、医師を体験。同病院で活躍する医師の指導の下、超音波メスや手術シミュレーターを体験したほか、内視鏡トレーニングなどを行った。生徒は「本物の超音波メスを使った体験が初めてだったのでとても印象に残った」「医師の大変さが改めて分かった」などの感想や、高額な医療機器に驚く生徒もいた。
一方、同セミナーは進路について考えるきっかけにもなっており、生徒からは「医師というものがより良くわかった。医師になりたいともっと思った」「将来は看護師さんになりたいと思っていたので、今回貴重な経験ができた」などの感想も寄せられた。同病院によると、セミナー終了後のアンケートでは「今後、医師を目指す進路を考えているか」という問いに対し、半数に近い15人が考えていると回答したという。同病院は生徒に対し、医師や医療の仕事に興味を持ち、将来の選択肢としてほしいと話している。
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