パラトリエンナーレ 互い知る機会に 自由な刺しゅう体験
現在、中区で開幕中の「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」のプロジェクトの1つ「sing a sewing」のワークショップが8月9日と10日、象の鼻テラスで開催された。
同プロジェクトは港南台の障害者施設「港南福祉ホーム」の利用者が、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」の生地に自由に刺しゅうを施すもの。企業などと施設が協働することで、障害者の表現の場を広げ、地域社会への認知や理解を深めることを目的としている。
9日は同施設の利用者5人と公募で集まった一般市民10人が参加した。一般の参加者は豊富な種類の生地と糸から、自分の好みのものを選択。直径10cmの生地に自由に刺しゅうを施し、直径5cmのブローチを約3時間で製作した。作業中は全員が黙々と打ち込み、時おり会話を楽しんでいた。参加した女性は「普段は本などを見て刺しゅうをしているが、やり方が自由だと発想が豊かになり、他の人が選ぶ柄などにも感化されて面白い」と話していた。
同イベントの主催者は「お互いに普段触れ合わない人同士が触れ合い、活動を知る機会にもなれば」と話していた。
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