県立磯子工業高校グラウンドで9月27日、市水道局と市管工事協同組合、地域住民、同校生徒の4者による防災訓練が実施された。
当日は実物と同じ水道管に穴を開け、漏水を想定した修繕訓練を実施。「横浜市水道施設に係る災害時等の応急措置の協力に関する協定」を市と結んでいる同協同組合の加盟会社作業員が止水作業に取り組んだ。勢いよく噴出する漏水箇所に近づいた作業員たちは、全身ずぶ濡れになりながら補修金具を設置、ボルトを締めて水が止まると会場からは大きな拍手が起こった。
応急給水訓練では緊急給水栓を水道局職員が開け、仮設水道口の組み立てを住民が体験。実際に飲み水が確保できたことについて、訓練に参加した日下連合町内会の中島淑子会長は「給水栓の場所も分かり、有意義だった」と話していた。
市内に緊急給水栓は358カ所設置されているが、開栓作業は危険を伴うため、水道局職員しか行えず、その作業は被災後4日目以降になるという。そのため水道局職員は「最低でも1人1日3リットル、3日間分の備蓄を」と住民に呼びかけていた。
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