横浜市で11月が読書活動推進月間に定められたことを受け、港南区では11月から2015年2月まで「読書活動推進キャンペーン」を開催している。期間中は港南図書館や地区センターなどで、さまざまなイベントが行われる。
同キャンペーンは今年4月に施行された「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」を受けて行われるもので、区民の読書活動を活性化させることが目的。8月にはFMヨコハマのラジオパーソナリティー・北村浩子さんを港南区読書大使に任命し、イベントへの参加も企画するなど盛り上げに力を入れている。
イベントは読み聞かせやブックトーク、朗読会、展示、本の修理の講義など、子どもから大人まで楽しめる内容(イベントは上記表を参照)。11月8日にはその一環として、港南図書館で「はまっ子読書の日とくべつブックトーク・子どもの本で知る世界の国々〜英国〜」が、幼児から小学生を対象に行われた=写真。
当日は絵本の読み聞かせなどを行うボランティアグループ「かながわこどもひろば」のメンバーが、英国をテーマにした児童書11冊を紹介。各図書の中から英国の食文化や生活の様子などを拾い出し、子どもたちの関心を集めた。参加した小学2年生の母親は「小学生になってから、読み聞かせを子どもにする機会が減った。ブックトークはいろいろな図書を知ることができて有意義」と話していた。
目標策定で意見募集
条例施行に先立ち、今年3月に市教育委員会により策定された「横浜市民読書活動推進計画」。区では同計画に基づき「読書活動目標」を作成するため、今年5月には区をはじめ小中学校、蔵書を持つ指定管理者で構成される「港南区読書活動関係機関連絡会」を設置し、目標の素案を固めた。
素案では【1】施設や学校、団体を「つなぐ」、【2】子どもたちの読書意欲を「はぐくむ」、【3】広報や情報収集・提供を行い、読書活動を「ひろめる」の3つを柱にして、おおむね5年を目標に取り組む方針だ。
区では目標策定の参考にするため、この素案に対する区民の意見を11月28日(金)まで募集し、15年2月ごろに目標を発表する予定だ。素案の内容と意見の応募方法のほか、キャンペーン中の各イベントは区のホームページ【URL】http://www.city.yokohama.lg.jp/konan/activity/dokusyo/、または地域振興課【電話】045・847・8399まで。
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