市会議員 山田桂一郎 語る 市政報告 「仰げば尊し」を卒業式で
昨今、小中学校の卒業式で「仰げば尊し」が歌われなくなっています。全国の小学校で11・1%、中学校で25・4%しか歌われておらず、代わりに現代風の歌が選ばれているそうです。私は世代を超えて受け継がれてきた「仰げば尊し」をもっと歌ってはどうかと第3回定例会で質問しました。
歌われなくなった理由として、親孝行を説いた「身を立て 名をあげ やよ 励めよ」との歌詞が、立身出世を目指すことと解釈されていたり、「師」とは自分を育ててくれたあらゆる人のことを指すのに、「歌詞が教師への賛美である」などの誤解もあるようです。
「仰げば尊し」のような唱歌を歌うことは情操教育になります。師の恩、社会の恩、親の恩を尊しとする心を育み、日本の叙情を感じ取れるような豊かな感性を持った子どもを育てることが大切だと考えています。
卒業式の場で、今の子どもたちの感性に合った現代風の曲を歌うこともいいとは思います。ただ、その曲に加える形で「仰げば尊し」を歌うことや、日本の音楽文化である唱歌全般を子どもに指導することを教育長に強く要望しました。
議会控室
【電話】045・671・3036
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