市会議員 たのい一雄 市政報告 口腔がん検診の推進を がん撲滅条例を基本に歯科医と連携
私は11月29日、横浜市歯科医師会を対象に10月1日から施行された「横浜市がん撲滅対策推進条例」について内容を説明しました。
この条例はがん対策を推進し、横浜市民の命を守ることを目的に「がん撲滅横浜市会議員連盟」が中心となって取りまとめたものです。私はこの議連の会長を務めていることもあり、お引き受けした次第ですが、市として今まで以上に本腰を入れてがん対策を行っていくことを説明しました。
さて、歯科医に関係するがんと言えば口腔がんです。すべての悪性腫瘍の中で発症確率は1〜5%と言われていますが、生命に関わる重大な疾病であることに加え、食べる、話す、呼吸するといった生活に必要な機能が損なわれ、QOL(クオリティ オブ ライフ)にも多大な影響を引き起こします。
がん全般に言えることですが、口腔がんも早期発見、早期治療は重要で、早期に治療できれば90%以上完治する見込みです。しかしながら、口腔がんは口内炎など口腔内の様々な疾患と区別がつきにくく、異変に気づきながらも放置してしまうケースも多く、実際の早期発見率は20%ほどしかないそうです。私はそういった状況からも口腔がん検診の重要性を踏まえ、施策を考えていかなければならないと考えています。
なんといっても健康は口元からです。よく噛んで食べ物を体内に取り込むことは元気な身体づくりにつながります。ぜひ、かかりつけの歯科医を持ち、口腔がんだけではなく、虫歯や歯周病のチェックも含め、年に2回は検診を受けてみてはいかがでしょうか。
田野井 一雄
港南区上大岡西1-10-5 SKビル402
TEL:045-841-3221
FAX:045-843-5024
|
|
|
|
|
|
|
<PR>